クラミジアに感染するリスクを真剣に考えよう

性器クラミジア感染症は、日本国内に100万人以上の感染者が存在すると推測されており、しかも全感染者の25%以上が24歳以下とされています。

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスと呼ばれるグラム陰性偏性細胞内寄生性の真正細菌の一種に感染する事で1週間〜3週間の潜伏期間を経て発症します。

この性病は、性行為による感染率が50%と非常に高い事や淋病との重複感染が20%と高い事に加え、男性感染者の約50%、女性感染者の約80%に自覚症状が無い特徴があります。

その為、女性は感染に気付く事無く性行為を重ねてしまい水平感染を拡大させてしまったり、産道感染による垂直感染を引き起こしてしまうケースが多くあります。

参照~性病に罹るリスク

 

女性の症状としては、外部性器や膣の入口周辺に赤い発疹や小水泡、小水泡が破れた後に形成される潰瘍などが現れ、その後痛感神経の鈍い膣の奥や子宮の入り口の子宮頚管部粘膜に感染を拡大し、膣内の免疫力を著しく低下させてしまいます。

免疫力の低下した膣内は、他の病原菌がしやすくなる為に膣粘膜に炎症が引き起こされ、性器の痒みや匂いの気になるおりものの増加、性交痛などの症状が現れます。

 

クラミジアは、感染域が拡大すると腹部膨満;や不正出血、異常なおりものなどの症状が特徴的な子宮内膜炎、下腹部痛や生理痛 、不正出血などの症状が特徴的な子宮内膜炎、卵管が癒着し不妊症の原因となる卵巣炎などを発症し、卵巣炎の悪化は卵管の出口のある腹腔内に炎症を引き起こし腹膜炎を発症させます。

 

また、クラミジアによる骨盤内腹膜炎は、肝臓の裏側に病原菌が侵入し、激しい右季肋部痛や上腹部痛、発熱を伴う肝周囲炎を発症する事もあり、とても危険な性病です。

治療は、クラミジアの細胞壁にはペプチドと糖で形成されるムレインが存在しない為に、マクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗真菌薬が処方されています。

特に特殊製剤法マイクロスフェアを施したマクロライド系のアジスロマイシンは、1度の服用でクラミジアの治療を完了する事が可能とされています。